特集:下着専門店の秋冬/9月最後の1週間で駆け込み/10月に入り入店客数減/後半の気温低下に期待

下着専門店の9、10月は秋らしいニオイのするトレンド商品よりも実用的なインナーやパジャマ、タイツ類が先行して売れている。消費増税前の9月は前半に夏の暑さが続き来店客数は少なかったが、後半になり、とくに最後の1週間は駆け込み需要があり下着、靴下、パジャマ類の実用的な商品中心に売上げが増加した。 だが、10月に入ると、すぐにその勢いは沈静化し、全国どこのショッピンセンターも入店者数の大幅減となっている。とくに、近畿、東海、関東、東北地方は10月12日の台風19号による大雨で河川の決壊や増水による越水で住宅地や耕作地が水につかる被害が広範囲に及んだ。その影響と、鉄道の計画運休とも重なり商業施設の事業運営は大都市から地方農村部まで大きな損害を受けている。
そんな状況だが、10月中旬からは朝晩の気温も下がり、この時期らしいブラジャーが売れたり、消費増税対策で政府が実施するキャッシュレス決済還元に対応した店舗やネット通販で客数の増加傾向も出ている。福山市本店のエルドシックは10月以降は消費力が下がることを想定し、お買い得感のある特価品のショーツやレッグのバンドル商材を揃えて対応している。プロパーでは9月にワコールのサルート在庫を増やして対応し成果につながった。
補整下着のネット通販HEAVENJapanは増税前にクリアランスセールを実施。増税後の10月以降はクリスマス向け新色展開や福袋などの限定商品で勝負する。
八王子のヤング向け下着専門店ボディシークレットガーデンは駆け込み需要は9月最後の3日間のみ。その後の10月は施設自体への入管客数が減少し苦戦を強いられた。そんな中で、ヤングの売れ筋にもデザインだけでなく脇高機能など機能を優先する女性客が増えている。
クレドアリスシャミネ鳥取店の9月は駆け込み需要でセール品中心だが、それよりもプロパー品の販売が安定している。売れ筋は美匠の単品ブラジャー1900円、ナルエーのブラジャー3300円、パリシェのブラジャー1900円と秋の季節感があるカラー、幅広い客層に受けるデザインが売れている。
京都発インナーショップ白鳩はオリジナル商品の販売強化を全面に出している。売れ筋商品もモードバリーの定番ブラジャー2250円、福袋でブラショー3点セット2500円、トリンプとのコラボ企画のブラセット1760円など。これらは、いずれもオリジナルブランドやコラボ企画となっている。
堺市本店のアイラブランジェリーの10月はキャッシュレス決済還元対象店舗で、そのメリットを活かした施策でお買い得感を出している。ワコールのナイトアップブラ、小さく見せるブラ、ローズマダムの産褥ショーツなどが売れ筋の上位にきている。
チュチュアンナは9月の駆け込み需要の延長でお得感を10月に打ち出し、他店に比べ好調に推移した。だが、12日の台風19号の後はどのショッピングセンターも客数が伸びず苦戦している。売れ筋は総レースのノンワイヤーブラでくすんだカラーが人気。透け感のある刺繍人気の運命のブラ、それに刺繍デザインのノンワイヤーブラなど、引き続きノンワイヤーと刺繍デザイン人気が続いている。

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