インタビュー/北原商事株式会社 専務取締役 北原和夫氏ネット  通販事業が広がる

インタビュー
北原和夫専務
昭和42年創業(1967年)の老舗ファンデーションメーカー北原商事(東京都墨田区本社)は品質と低価格を両立させ、得意先に商品の安定供給することを企業理念とし、創業から52年間ファンデーション事業を続けてきた。
しかし、時代は実店舗からネット時代に入り、既存の得意先もネット販売に踏み切るようになる。そんな時代背景の中で、次の北原商事をどうするのか、ネット事業の新たな展開を模索する同社の専務取締役北原和夫氏に話しを聞いた。


ー最新の販売状況は
ブラジャーはノンワイヤーでシンプルなデザインが大きな流れになる中で、それに応じた商品を打ち出しているが、市況が良くない中で善戦した。この3月期も前期とほぼ変わらず売上高が28億円で着地し大きく落とすことなく推移した。
良かったのは、強みにしているきれいなレースを使ったミセス商材が中心で、楽な着用感にファンデーションメーカーならではの補正機能を加えたものが良かった。とくに、ナチュラルトレンドもあり、オーガニックコットンを使ったインナーはよく売れた。

ー今後の事業展開は
毎年、新しいことに挑戦することを課題にしているが、スタートして6年目となったネット通販は、本年度(2020年3月期)に1億円を目標にしている。すでに前期2ケタ増で、目標額に近いところまで来ている。現在、自社店舗、楽天市場、ヤフー、アマゾン、ショップリストなど5店舗で展開している。知名度が低い弱点があるが、それを何とか目新しい商品の提案でカバーしたり、広告を強化することで、一度購入されたお客様のリピート率が上がってきた。
売れ筋の一位は昨年の新商品で人気のペチコート(税別1500円中心)で、購入客数が一番多い。二位がサニタリーショーツで1枚単位で税別600円~700円が中心。これは、2017年から発売開始した商品で、実店舗で品揃えされているスタンダードなサニタリーショーツよりも、きれいなレース使いや明るいカラーでお得感を打ち出したのが良かった。他に3分丈のサニタリーショーツ(1枚税別1300円中心)を生理の重い女性用に販売しているが、これも売れている。そして三番目で売れているのが安価なブラセットとなる。全体にレース使いできれいなカラーを打ち出したものが購入してもらえるようになった。
量販店の実店舗は年々縮小し頭打ちの状況なので、今後を考えるとネットは避けて通れない。自分たちもノウハウを持つことで、得意先がネット通販に積極的に乗りだしてもMD面で協力できるようにして行きたい。

ー他には
もうひとつが、違うチャネルの開拓だ。とくに、アウターウエアや雑貨のチエーン店、ドラッグストアなどが対象だ。だが、どれも新しい商品開発の提案が必要になるので、販路にあったMD力が課題だ。
営業方針はファンデーション専業メーカーとしての技術を活かすこと、次ぎにレースやきれいな色目を特徴にすること。そして、それらをネット通販などの新しい分野でアピールしていくことを考えている。これまで積み重ねてきたことを改善し、その完成度を高めていきたい。

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