インタビュー/チーカス株式会社 宇佐美太郎社長 メンズインナー「ファブリーズ」  バレーボールの「ミカサ」でインナー

インタビュー

宇佐美太郎社長
キャラクターブランドやサニタリーショーツを中心にOEM事業を展開しているチーカス(清須市本社)だが、最近の市況環境やキャラクターインナーの低迷を受けて、新しいライセンスブランドの展開や自社ブランドの発信強化に動き出している。その渦中にいる宇佐美太郎社長に9月展に向けた意気込みを聞いた。

 

ーこの春夏商戦は
予想以上に悪い。弊社の3月期は前期比98%と悪かったが、4月以降も得意先も含めて良くない。景気の悪化、企業に勤務する社員の収入減、ファストファッションの台頭など、いろんな要因があるが、どれも簡単に解決しそうな課題はない。
その中で、弊社はショーツをメイン商材にしていること、とくにサニタリー、軽失禁ショーツなどは実用性が高い品目だけに、ファッション商品のように景気変動の影響が受けにくく、その分いくらか助かっている。だが、価格競争の流れはショーツ分野も例外ではない。最近では中国メーカーが直接に日本の量販店に売り込み、採算度外視で見積りを出してくるので競争が厳しくなっている。

ーオリジナルは
サスティナビリティという表現が連日のように新聞、テレビを賑わう時代になっているので、それに先駆けた対応を開始した。まず、自社ブランドでサニタリー、軽失禁対応のショーツブランド「サラッフィープラス」を強化することを考えて新たな対応をする。
9月展で展示する予定だがハンガー、フックのデザインを一新することに合わせて、その素材をプラスティックから紙に変更する。少しでも環境に負荷をかけないブランドとしてリニューアルしていきたい。
とくに生理用のサラッフィープラスのショーツはマチ部分の吸収帯をメッシュ状にしてサラサラ感を出して、漏れない汚れないだけでなく、サラットした着用感が不快感を緩和するという点を最大のポイントになっている。これは、他社にない特徴だけに、その独自性をもっとアピールして行く。

ーキャラクターブランドは キャラクターはこれまで人気だったものが陳腐化し、新しいブランドに人気が移ってきている。ライセンスブランドの流れはキャラクターからブランドにという動きだ。
弊社も、その流れに沿って新しいブランドを9月展から販売する。まず、女性に知名度の高い「ファブリーズ」のメンズインナーをライセンスブランドで展開する。2020春夏からの展開だが白肌着やボクサーパンツなどを量販店やドラッグストア向けに提案する。
ふたつ目がバレーボールを製造する「ミカサ」が2年前からライセンスブランド事業に乗りだしているので、新しいスポーツブランドとして展開する契約をした。アウターはドウシシャ、ソックスはギャレットでうちが女性用インナーを展開する。他にもキャラクターの分野で新しいブランドの導入を予定している。
とくに、「ミカサ」は9月の世界大会でバレーボールの公式ボールとして採用されたことで、2020年以降のスポーツブランドとしても期待できる。

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