一歩先を行けばいい 温泉ウォーカーで増収増益 HEALTHYA(名古屋市本社)谷直樹社長

4pヘルシア谷直樹社長HEALTHYA 谷直樹社長

HEALTHYA(ヘルシア)はインナーの「肌極」や「温泉ウォーカー」が3年連続でヒットしたことで5月期決算が増収増益となった。同社はメリヤスインナーの国内生産に徹し、毎シーズン新しい素材と編み地の開発で、次々にヒットを生み出しているインナー製造業者。
1940年に谷直樹現社長の祖父が名古屋市西区でメリヤス製造業を創業し、2002年には現在の谷直樹社長が3代目を引き継ぎ2004年に谷メリヤス株式会社から株式会社HEALTHYA(ヘルシア)に社名変更した。改めて最近の事業概況を伺った。


ー期近決算は
今年5月期決算は売上高が3億1400万円、前年比101・9%。営業利益は1000万円、同110%。前期売上高は3億800万円、同99%、営業利益900万円。前々期売上高は3億1000万円で営業利益が500万円でした。
売上を牽引しているのは最近開発した新しいインナーが好調なこと。昔からあった製品が少なくなり、新しく開発したものに変わっている。かつては事業の増減を繰り返していたが、ここに来て仕入先の素材メーカーや染色メーカー、資材メーカーまでが応援してくれるようになり軌道に乗ってきた。自社でやっているネット販売も伸びており利益率も高いのでしっかり売っていきたい。
私が13年前に社長になった時の取引先問屋は約30件で、その数は今も同じぐらいで変わらない。しかし、13年前の30件の問屋でいま残っているのは10件ほどで、残りはこの10年で新しく取引を始めたところばかり。
ー会社の特徴は
うちは婦人物のメリヤスを中心に月5万枚、年間60万枚を生産している。自社で編み立てし素材から染色、縫製まで日本製を貫いている。最終小売価格はほとんどの問屋が1枚1800円~2000円前後の上代設定で卸販売している。
毎年3月には秋冬の展示会を自社でやり、継続品だけでなく毎年2つ以上の新しい製品を出している。今年9月秋物の新製品は「ダブル温浴」と「着るケアサプリ」でデザイナー5人のチームを含め22人の日本人だけで設計から色出しまでやっている。その製品特徴は柔らかい肌触り、軽い、良く伸びるというもの。特殊な編み地で、その柔らかさや伸び縮みを出している。このインナーは裏起毛ながら比較的薄地で3シーズン対応をひとつの売りにしている。一番売れているのは今年9年目になる「温泉ウオーカー」で初年度は4万枚だが、5年目に20万枚となり、現在も17万枚前後を生産しているロングヒット商品。両面起毛でストレッチ性が高く、着た瞬間に暖かさを感じるインナー。
ー開発に注力する理由は

うちは絶えず新製品を開発しているが、その理由はすぐにマネされるからだ。新しく出してヒットしても、それをすぐに中国に持って行けば2年目にはマネして安く売るところが出てくる。これが繰り返されてきた。だから、対抗策として、次々に新しい素材と編み地を開発し、相手がマネして売る頃には、こちらは次のインナーを作り売るということで会社を守ってきた。私の答えは「一歩先を行けばいい」ということだ。

4pヘルシアダブル温浴薄地3シーズン対応薄地起毛のインナー「ダブル温浴」

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