パンスト輸入1位中国8761万3452足(前年比95・3%)、2位タイ80万4501足(前年比56・3%)、3位イタリア49万9174足(前年比117・8%)

統計:パンスト・タイツ国別輸入

表3ー1(下着靴下経済新聞6月1日号に掲載)はパンスト類国別輸入量(67デシテックス未満)過去10年の推移を図表化したもの。2018年のパンスト輸入で1年間に10万足以上輸入した国は中国、タイ、イタリアの3ヶ国のみになった。10年ほど前までは韓国、台湾、アメリカ合衆国、オーストリアなどからのパンスト輸入量も多くあったが、この10年で大きく減少し、増えたのはタイとイタリアのみになる。ただし、タイ(80万4501足)は前年と比較すると56・3%と大幅減となる。
中国の2018年は8761万3452足で前年比95・3%となる。中国輸入のピークは2013年の1億1955万7983足で、それ以降は5年続けて減少している。だが、中国は事実上、世界最大のパンスト生産国で日本への輸出量が減少しても、2位タイからの輸入量と比較すると圧倒的な違いがある。
イタリアは2018年が49万9174足で同117・8%と増加した。10年前の2009年と比較すると223・6%と約2・2倍になる。イタリアのパンストは1足1500円~2000円中心で日本市場価格と比較すると高価格帯だが、品質の差別化で確実なニーズを取り込んでいる。
タイツ
1位中国5107万9274足(114・7%)
2位ベトナム606万2297足(110・3%)
3位バングラディシュ127万1439足(約28倍)
表3ー2(同)はタイツ類(67デシテックス以上)国別輸入量過去10年の推移を図表化したもの。2018年タイツ輸入国で1年間に10万足以上を輸入した7ヶ国を過去10年間数値化した。
タイツ輸入の1位は中国で2018年は5107万9274足、前年比114・7%と増加した。10年前の2009年と比べると111・0%になる。中国タイツ輸入のピークは2013年の8032万9221足となる。
2位ベトナムは606万2297足、同110・3%。10年前と比べると約42倍に増えており、生産設備増強もあり、日本のみならず中国などのアジア諸国から欧米までタイツ輸出が増えている。
3位のバングラディシュは2018年タイツ輸入量が127万1439足でベトナムに続いて3位に浮上した。表3ー2を見ると、10年前にはタイツの日本への輸出実績はなく、初の輸出は2012年からとなる。バングラディシュの2018年タイツ輸入実績は前年比約28倍、初めて日本に輸出した2012年と比べると約89倍に増えた。
4位はタイで約10年ほど前から日本へのタイツ輸出が開始されたが、この5、6年はベトナム、バングラディシュ、ミャンマー、カンボジアからの輸入に押され減少を続けている。
5位ミャンマーはタイツ輸入で急増している国のひとつ。2018年は27万7162足で前年と比較すると大きく伸びているが、その絶対数量は未だ多くはない。だが、生産設備が新しく導入されており、今後増える可能性は高い。
6位カンボジアはタイツ輸入が事実上2013年から始まり、日本向け輸出はスタートして5年とミャンマーと並んで短いが将来は期待できる。
7位はイタリアで昨年のタイツ輸入は11万221足の実績を残した。過去の輸入実績を見るとほぼ10万足前後で維持されており、日本市場でタイツのラグジュアリー分野の一角を占めている。
パンスト、タイツは中国の生産・輸出力が後退する中でベトナム、バングラディシュ、ミャンマー、カンボジアなどの輸入実績が拡大している。これらの国々は今後、生産設備増強に伴い、日本を含む海外輸出基地としての存在感が高まりつつある。

 

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