シェアーしよう/スポーツをテーマに5社で合同展

1月23日と24日の2日間、東京八重洲のフクラシア八重洲3階ホールで奈良、京都、愛知県などからスポーツをテーマに集まった製造業者5社が合同展示会を行った。これは、運営する組織もなければ運営責任者もおらず各5社がそれぞれ役割分担し共通の目的である、多くのスポーツ関連ディラーに来場してもらうことに主眼を置いて開催した。そこには、靴下メーカーから奈良県広陵町から昌和莫大小(井上克昭社長)も出展した。
この合同展を最初に呼びかけ始めるキッカケを作ったのは、同じ奈良県北葛城郡広陵町に本社のあるスポール衣料品メーカー株式会社アクラムの勝谷仁彦社長。この会社は勝谷氏が創業から3代目で、現在のスポーツ衣料品メーカーとなってからは2代目となる。全国にあるスポーツのクラブチームのユニホームを受注生産するメーカーで、全国400件の取引先を持つ。
そのアクラムが過去2回ほど東京で展示会を単独で展開していたが、それに関係するスポーツ用具や小物雑貨を生産する知り合いに呼びかけ、初めての合同展を開催した。初日だけでも150社が来場する人気ぶりで、来場したディラーと商談につながる交流機会ができて出展者や来場者にも歓迎されている。
この展示会の特徴はスポーツをテーマにしたことで、ターゲットが明確に絞られていることだ。既存の大型見本市は出展社数や来場者総数は多いものの、見物客も多く商談につながらない点があった。だが、この展示会は来場者がスポーツ関係のみの流通業者で展示製品に対する関心も高く、商談につながるケースが多い。
また、この合同展は運営責任者もおらず、運営組織もない。あくまで5社が自主的に取り組み費用負担することで成果を出している。もうひとつの特徴は呼びかけ人であるアクラム勝谷仁彦氏の運営姿勢だ。自社の全国400社の取引先を他の出展社に積極的に紹介し、互いに紹介する関係を作り上げている。「お互いにシェアーしよう、そしてリーダーとなる長を作らない。販売先がないところには、うちの400社を紹介し、その中からいろんな組み合わせのコラボができてくることを期待しています」(勝谷仁彦氏)ということ。顧客の囲い込みではなく「シェアーしよう」と呼びかける同氏の運営姿勢に共感する人が集まり、大型見本市と違う個性的な合同展ができている。

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