下着・靴下EC推進協会/キャンペーンを継続/展開アイテムの拡大/誰でも参加できるキャンペーンに

下着・靴下EC推進協会(池上勝会長)は1月17日夕方からの賀詞交歓会を前に拡大理事会、続いて全体会議を開催し、2019年度のキャンペーン実施概要を決定した。このキャンペーンは昨年3月に「ブラジャーキャンペーン」、11月に「タイツ、レギンスキャンペーン」と同協会が主体となり、各自社店舗及び楽天市場やヤフーファッションの協力を得て、各モールで共同販売したもの。今年はそれに続く2年目で前回までの取り組みの問題点を洗い出しながら改善し、新たに「インナー・レッグキャンペーン」として実施する。

今年実施するキャンペーンはキャンペーン実施目的を明確にすることを優先課題にしたこと。このキャンペーンは2018年1月の理事会で決定し実行したが、何を目的にするかが明確でなく、参加店舗ごとに「セールのようにたくさん売りたい」から「もっと、こだわりの商品提案をすべき」など目的に相違点がある。そこで、今回は実施するに当たり、その点の意思統一を図ることを合意した。

その上で統一テーマを「インナー・レッグウエアキャンペーン」として、前回までのように展開アイテムのカテゴリー領域を狭めることなく広げて行うことを決めた。これは、前回までのキャンペーンが「ブラジャー」、「タイツレギンス」と展開アイテム領域を限定したことで、販売するアイテムの範囲が狭く参加店舗ごとに展開品番数の格差があり、それが取り組みに強弱となっていることが明確となったことで、その点を改善した。

また、2019年度のキャンペーンは1回ないし2回行うことで合意する。そして、本年度からは、キャンペーンに参加店舗を組織外の店舗も認めることが決定された。これまでは、当協会会員あるいは賛助会員に参加を限定しキャンペーンを実施していたが、今回からは門戸を開き会員以外でも参加したい店舗があれば認め、幅広い参加で市場全体の活性化を目的にした。

現在、このようなネット通販を主体とする特定事業者が集まる協同組合が楽天やヤフーの協力で共同販売に取り組むのは下着靴下業界のみならず他業界を含めて例が少なく、過去の実績が乏しい事業だけに、そのやり方なども同協会のみならず、モール側も手探り状態で行っているのが実態だ。すでに、昨年から協力して実績のある楽天市場やヤフーファッションは引き続き協力していく意向を確認しており、本年度は、これにKDDIコマースフォワートが加わり、3カ所のモールで実行する予定。

だが、解決する課題も多い。それは、キャンペーンを消費者に伝えるために各モールが使用するデザインコピーがバラバラ状態であることや各モールごとに取り組み方法が違うことだ。楽天は200円クーポン1000枚を同社負担で協力してくれたが、そのバナー導線下に各店舗が表示される。一方でヤフーファッションは同協会が指定した統一ロゴを使い、その導線下で販売推奨商品品番ページが表示されるようになる。導線の引き方や表示されるのが店舗や個別商品などの違いがあり、それらの統一性をどう担保するのか、あるいは、それぞれ違ったやり方で行うのかも課題として残る.

すでに、今年度は楽天、ヤフーなどモール側が積極的にキャンペーンを応援支援する姿勢を示しており、それに答えて、同協会がどこまで主導的役割を果たし、実行するかで今後の推移が大きく変わると見られる。
同協会の池上勝会長は「これからは、このキャンペーンに会員ではなくても誰でも参加できるようにしたので、どんどん参加して欲しい。このキャンペーンは、自社の売上げだけでなく、業界全体の市場活性化のために取り組んでいるので、きちんとした店であれば、どんなところでもオープンマインドで受け入れたい」と話している。ネット通販市場も年々価格競争のみが激化しているが、その中で新しい価値を生む販売手法が求められている。その中で同協会の小さな挑戦が注目される。

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