ネット通販の白鳩8月期決算増収減益・アクセス人数減・PBとコラボ商品が伸び悩み・ワコールと低価格品が増加

白鳩8月期決算は売上げが前期比105・9%、売上総利益が同106・8%と伸びたが、販管費が同107・7%と増加増したことで営業利益が同98・6%と減少した。売上げが伸び悩み販管費の増加を吸収できていない。売上高は53億8400万円(同105・9%)、営業利益1億9900万円(同98・6%)、経常利益1億8200万円(同110・7%)、当期純利益1億2700万円(同91・2%)となる。
財政状態は純資産合計が28億3898万円と第三者割当増資により14億1384万円増加した。また、金融機関からの借入金を全て返済したことで自己資本比率が74・4%(前期40・5%)と大きく改善している。                                            売上を事業指数で分解すると(図表参照)、商品アイテム数1万2846(前期比105・4%)と増加したが、アクセス数が前期比92・5%と減少した。その影響で購入客数(ユニークユーザー数)が70万1495人(前期比102%)と伸び悩んだ。購入客数の中のリピート客数は14万4770人(同100・6%)と微増だが、リピート率は20・6%(前期20・9%)と前期比で0・3%のマイナスとなる。新規客数は全体で前期比98・9%と前期の105・4%からすると前期比で5・5ポイントもダウンしている。それを主力店別内訳で見ると本店自社サイトが同100・2%(前期106・8)、楽天白鳩店が同100・0%(前期108・1%)で明らかに新規客獲得率が前期比で本店と楽天店で大きく減少した。
店別売上高は本店自社サイト11億5700万円(同103・9%)、楽天市場店26億8200万円(同111・1%)、アマゾン4億3000万円(同84・9%)、ヤフーショッピング5億5900万円(同119・5%)、海外サイト2億6700万円(同80・7%)、Wowma!1億5400万円(同129・8%)、その他の売上1億3200万円(同102・2%)となり、政策的に商品対策を変更したアマゾンと越境ECの海外サイトが減少した。売上げはアクセス人数の減少で、新規客数が本店自社サイトと楽天店で伸び悩み、それが、売上全体の伸び率を停滞させている。商品で見ると、レッグウエア3億9300万円(同126・9%)、ナイティ2億9700万円(110・3%)と2ケタ増、他にショーツ(同107・3%も健闘した。
だが、強化しているプライベートブランド(以下PB)やメーカとのコラボ商品は低迷し売上構成比が20・6%で目標の25・0%に届いていない。前期比でも0・7ポイントダウンするなど苦戦した。その一方でワコールやブラセット1000円~2000円までの価格帯売上げが売上全体伸び率(105・9%)を上回り増加しており、売れ筋価格帯がワコールなどの高級価格帯と2000円以下の低価格帯に集中し、その中間に位置する2000円から3000円、4000円までの中間価格帯のブラジャーやブラセットが苦戦した。
同社の今期重点政策は出店拡大、ささげ業務の改善、商品MDの見直しなどでアクセス人数を増やし転換率を改善していく方針。平成31年8月期業績予想は売上高58億5500万円(同108・7%)、営業利益6900万円(同34・6%)、経常利益6800万円(同37・4%)、当期純利益4700万円(同36・9%)を予定する。

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