下着・靴下企業の第二四半期決算/ファンデーション堅調・肌着苦戦.ストッキング減収

下着靴下上場企業の平成31年度第二四半期決算(白鳩を除く)は市況と各社の事業特性によって業績が斑模様になっている。ブラジャーなどファンデーションはノンワイヤーブラやガードルなどリラックス系のアイテムが増えたが、一部では逆にプチ補正型商品も売れるなど、商品特性を活かしたものが好調だ。だが、春夏の吸汗速乾系のインナーは消費者のタンス在庫が飽和状態で、前年実績に届いていない。また、靴下はクルー丈ソックスやストッキングの停滞が続いており、逆に短いカバーソックス、スニーカーソックス、セパレートストッキングなどが好調など、各社の扱い品目の違いで業績にも影響が出ている。
ワコールは減収増益                                                               ワコールホールディングスの営業利益は前期計上した子会社工場用地退去に伴う補償金収入がなくなったことで5%の減益となるが、会計方針の変更で持分証券の評価益56億円余りを計上したことで連結税引前四半期純利益は前期比148・2%の163億1100万円の大幅増益となる。国内事業の売上高は585億円で3%減。営業利益は49億円で5・3%減。卸事業が4%減。小売事業が「ブラジェニック」の倍増などで1%増。子会社のルシアン、Ai、ウンナナクールは大幅減収で営業損失になる。
グンゼのアパレル事業はインナーウエアが1%増の192億円、レッグウエアが8%減の98億円。ストッキングの減収が大きく影響したが、直販事業は好調なEC事業を含めて前期比11%増となる。
アツギは主力のストッキング事業が停滞                                                     アツギの売上高は6・9%減の109億円で営業損失は2800万円になる。靴下は87億1100万円で前期比8・6%減だが、インナー部門は好調で売上高16億円で1・8%増となる。
ナイガイの売上高は僅かに減収だがロス削減効果で売上総利益が改善し、営業利益が増加したタビオは1・9%の小幅増収だが、利益は大幅増加となる。レナウンは減収で当期純利益もマイナスだが、インナー・靴下を扱う子会社のレナウンインクスはOEM事業の拡大で増収となり営業利益を確保した。白鳩は8月期通期決算で売上高5・9%増だが、営業利益は人件費など販管費の増加で11・4%の減益となる。

 

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