パリの百貨店・ギャラリーラファイエット視察 /館内と売場案内 国際顧客部 カトリーヌ ドメヌック氏

ギャラリーラファイエットは1894年、アルザス出身の従兄弟同士によって創業。当時の売場面積は70㎡だが、現在は7万㎡、サッカー場7つ分の売場面積を誇る。婦人服、靴、アクセサリーなどを含む本館、メンズ館、グルメ館で構成されている。19世紀末から20世紀初頭のアールヌーボ様式を今も館内装飾に生かしている。7月9日アークスリーインターナショナル主催のパリツアーの中で訪れたラファイエット視察で下着売場を案内してくれた国際顧客部カトリーヌ ドメヌック氏の解説をレポートする(これは、本年7月に行われたアークスリーインターナショナル主催のパリツアーで行われた視察です)。

4階(日本式5階)のランジェリー売場にはランジェリー、スポーツウエア、ナイティー、水着を揃える。秋冬は水着の代わりにタイツ、靴下を陳列。年2回、1月と7月にセールがある。夏のセールは8月上旬まで。売場面積は3500㎡、ランジェリーだけで60ブランド品揃えされる。買い物客の半分はフランス人、残り半分を外国からの旅行者が占める。フランス人の買い物客については35歳から40歳が主流。その世代は大体100ユーロで上下を揃える。
外国人旅行者についてはロシアと中近東から買い物客が多い。中でも中近東の裕福な客は一度に6000ユーロに相当する買い物をすることがある。
価格帯は安い製品から高級品まで幅広く揃える。売場はステラ カダンテがデザイン。女性らしい雰囲気の売場を考案。レースのモチーフを取り入れた天井装飾など。窓がなくても十分に明るくなるように照明を工夫。2019年末には売場を2階(日本式3階)に移転する予定。

テーマごとに各売場を配置。
1 アンタンポレル。時代に左右されない、定番ブランドを集めたコーナー。魅力的でかつ快適。リズシャルメル、オーバドゥ、シャンテルなど。製品価格帯は上下で120ユーロから300ユーロ。
2 モード、トレンディ、若者向け。おしゃれで、行動力のある、都会で働く若い女性のイメージ。 パッショナタ、カルバンクライン、パンドゥシュークル、オイショ、ギャラリーラファイエット、オリジナルブランドなど。サイズは85A-95Dで展開。価格帯は上下で50ユーロから120ユーロ。
3 リュックス。高級品。エレガンドでおしゃれ、技術の優れた製品。外国からの旅行者がよく買い求める。パラディーニ、エレス、ラペルラ、ミッソーニなど。価格帯は280ユーロから500ユーロ、高いものでは一つ4000ユーロの製品もある。
4 シェープウェア。ガードル、タイツなど補整効果の高い製品、その技術に優れたブランドで快適な製品。ワコール、トリンプなど。独占でギャラリーラファイエットだけで扱っている製品もある。
5 ナイティー。冬場は売場を広げる。
毎年3月と9月に「パジャマパーティー」というファッションショーを売り場で開催。モデルが新作を着用する。

売上ベスト5
1 ラペルラ
2 シャンタルトーマス
3 DIM
4 プリンセスタムタム
5 ギャラリーラファイエット

ERES 水着とランジェリーの両方を扱うところが強み。
LOVE STORIES 今年から売り場に入ったブランド。
CHANTAL THOMASS シャンタルトーマスは仏ランジェリーデザイナーの第一人者。
ラファイエットの売り場に20年前から入っている。
AGENT PROVOCATEUR 女性らしく、透ける感じが美しい製品。
AUBADE SIMONE PERELE やCHANTELLE のようにベーシックなブランド。40代からの女性に人気。
DIM メンズとレディースと両方人気。安くて品揃えが豊富なところが強み。以前は人気が低迷していたが、今では売場にぜひ置いておきたいブランド。
GALLERIES LAFAYETTE 自社ブランド。プレタ、靴、アクセサリーでも展開。ラファイエットとBHVだけで販売。
LIVY 今年から入ったブランドで若者向け。200ユーロから250ユーロで上下揃う。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る