卒寿/アイオイ商会社長山口信子さん/靴下人生を祝う

10月29日、大阪阿倍野ハルカス13階のレストラン京都北山ダイニングあべのハルカス店でアイオイ商会代表取締役社長山口信子さんの卒寿のお祝いが行われた。当日は、雲ひとつない秋晴れで卒寿のお祝いにふさわしい一日となり、参加した従業員や関係者からも明るい笑顔が溢れる祝典となった。
山口信子さんは昭和3年豊橋市生まれ。戦争で家を失い、友人も大勢亡くした。昭和25年にミッション系大学の日本三育学院神学科を卒業し豊橋の実家に帰ると1年後には姉山口つくしと一緒にイカシ業者(輸入中古長靴下の再生販売業者)として靴下事業に携わる。翌年には自ら得意先を増やすために大阪にアパートを借り、そこの住居兼事務所で個人商店アイオイ商会を一人で創業した。それは、昭和27年2月で25歳。しばらくは、長靴下のイカシや短靴下を扱う靴下問屋業として営業していたが、昭和43年11月30日にできたショッピングセンター阪急三番街店に初出店すると、次々と多店舗化し問屋業から靴下専門店に変わった。
振り返ると、今年でアイオイ商会を設立してから66年、豊橋の実家で中古長靴下のイカシ業者として靴下人生を歩み出してから68年になる。すでに靴下業界では「イカシ業者」ということを理解できる人も少なくなった。あが、山口信子さんの事業意欲は今でも止まらない。2010年には新しく株式会社エデン・ダイニングを創立し、レストラン事業に乗りだした。現在、京都北山ダイニングハルカス店を始めイオンモールなどに6店舗を出店し年商10億円を超えた。いまでも次の物件を検討中。「レストラン事業は人の出入りが激しく大変ですが、それに比べると靴下は長年働いてくれる人がいて安心です」と話す。今日も大阪、京都と日課の店まわりを続けている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る