栄進物産のオーバドゥ/若者、英語表記、大きなサイズ、値頃な価格

栄進物産の春夏展でオーバドウの新たなグローバル戦略が打ち出されている。この事業方針は、①フランス人に愛されたフランス中心のランジェリーブランドから世界に向けたビジネスの拡大、②既存顧客を守りながら、新しく若者をターゲットにした商品展開、③PRで使ってきたフランス語表記にプラスして英語表記を加える、④大きなサイズ展開を増やす、⑤新しくカジュアルな価格帯を打ち出すなど。これまでのオーバドウの世界観を守りながら、ビジネスの枠を世界に拡げて新しい顧客を獲得しようとするもの。そのためにも販促物などは英語表記にして、多くの人が誰でも理解できるようにフランスから世界に向けてSNSなどインターネットを活用し情報発信を強化する。
オーバドウに限らず老舗のランジェリーブランドは顧客の高齢化、ブラジャーのノンワイヤー化が加速し、従来の重厚感ある赤、白、黒といったイメージだけでは市場が閉鎖的になり、若い人が入りにくいブランドになりつつある。それを解決するために今回のように若々しさ溢れるブランドにリニューアルした。
今回の栄進物産10月展(2019年春夏展)ではそういった新しさを打ち出したランジェリーが多く展示された。全体にシンプルでデイリーに使えて、毎日着用して飽きないものも多く、これまでの特別なものといったイメージと違うデザインが増えている。そのひとつが、グラマラスなブラジャー(トライアングルプランジブラ本体価格1万9000円・品番ND12)は、はっきりした色目に大胆なプリント柄で極薄のチュールレースが女性らしさを引き立てている(12月納期)。他にモールドメッシュ生地にローズ柄のシアーレースを組み合わせたものやモールドカップにジャガードレースを使ったシンプルなものなどがある。品番によってはハーフカップブラで従来1万9000円が新たに1万4000円から展開されている。カップサイズも多くの品番でGカップが増えた。
今後は、既存の百貨店や専門店を重視しながらも、3年前から整備したオーバドウやシャンタルトーマスの公式ECサイトを通じた情報発信やECビジネスの拡大に力を入れたい考え。また、リアル直営店は従来型販売のみを目的にする店ではなく、①情報発信、②試着体験、③顧客とのコミニュケーション作りの場として新しいショップスタイルを考えている。同社ランジェリー事業部部長の篠崎恵美さんは「オーバドウは一度でも着けていただければ、その良さが伝わります。そのためにも、フィッティングできるような機会を増やしていきたい」と話している。

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