インタビュー サンロード 森田哲社長 商品が足りない ニッチ需要から逃げない

サンロード椰子の木ブラセット完売したヤシの木をプリントしたブラセット

インタビュー

この春夏は商品が足りない状態が続いている。いま、追加生産をかけているが、できるだけ早く、それでいてロスが出ないように追加の数量や入荷時期のタイミングを見計らいながら取り組んでいる。この状態は昨年後半から続いている。われわれが展開している市場はブラジャーとショーツのセットでだいたい1000円前後~1500円までのゾーン。この市場が昨年から急激に商品供給量が減っている。
過去3年近くに及んだ円安は物作りにブレーキをかけた。とくに、われわれのような低価格品の専業メーカーではなく、その上の高いゾーンをやっていたメーカーやその他の下着メーカーでも月に2、3品番やっていた低価格ブラセットは完全に供給が止まり専業メーカーのみが残る形となった。
また、最近ではロスを少なくするためにメーカーが極端に生産する品番数を集約し、いつでもどこでも売れるようなフェミニンのレースゾーンに集約していることが、うちのようなセクシー、カジュアルからフェミニンまで幅広いデザインものを供給するメーカーにとってはフォローの風となっている。
いまは、毎月20型から22型のブラセットを生産しており、減らすどころか増やそうかと思っているくらい。1品番2色展開でB65~D75がほとんど。1色で2500セットが基本で2色で5000セットで毎月20型以上を中国に発注している。だいたい毎月10万セット、年間で120万セットの生産量となる。これ以外にランジェリーやショーツがある。
商品構成はフェミニンが約半分、セクシー系が30%以上とよく売れている。残りがカジュアル系のもの。よくロスをなくす目的で品番を集約するが、それが一番ダメなやり方。ブラセットの需要はフェミニンで生産ロットになりやすいものだけでなく、セクシーなものやカジュアルなものもニッチだが必要で、それを続けているところが取引先から支持を受けている理由だと思う。
この商売をやる以上ニッチを避けて行くとダメになる。店頭ではフェミニンが一番売れるが、セクシーなものやカジュアルなものも少ないが売れる。その店頭ニーズにどうやって応えていくかがわれわれメーカーの役割になる。最近では、店頭の動きが悪い、円安で仕入れが厳しいなどで消極的になりやすいが、逆にそこに活路もある。うちは市場のニッチな需要から逃げないで頑張りたい。
今年の2月期は売上は前年並みで9億円だが、在庫は前期比半分以下になった。それだけに軽いので、前向きに物作りに取り組める。いま、取引先に大変ご迷惑をかけているので、安定供給を目指し店頭で待っていらっしゃる消費者の皆様に応えていきたい。

サンロード1900円セットヒットしたベビードールとショーツのセット1900円

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