靴下専門店「ドールキッス」と靴下・ストッキングのネット通販「美足花舞」がコラボ

渋谷109にある靴下専門店ドールキッス(神戸レザークロス・神戸市本社)と靴下・ストッキング専業のネット通販美足花舞(青森商事・東京都調布市本社)が協業して靴下の販売に乗りだしている。これは、ドールキッスが販売するオリジナルの靴下を美足花舞が仕入れ自分のネットショップで販売するものだが、通常の卸事業の枠を越えて顧客情報の共有分析などで、互いにメリットとなる商品の共同開発まで一緒に展開しようとするもの。すでに、美足花舞では7月からドールキッスのオリジナルソックスを販売しているが好調な売れ行きでスタートしている。この取り組みのキッカケは、美足花舞を展開する青森商事の青森英吉社長が社会貢献事業として行っている「メリーソックス」(靴下1足の販売で1円を寄付する事業)を見たドールキッズ事業部の山中光洋執行役事業部長がそれに共感し連絡を取り合うようになったことが縁となり靴下の共同販売につながった。
ドールキッスは2009年にスタートし渋谷109と大阪ヘップファイブの2店舗で、ヤングターゲットに甘くガーリーな靴下を販売している。基幹店の渋谷109店は9坪の売場面積ながら年間1億円を越える販売実績があり、昨今、靴下市場が停滞する中でも5年続けて靴下販売額が伸びている。取り扱い商品の約60%がオリジナル商品で、そのほとんどは奈良で生産する日本製で品質が高く、小ロット短サイクルで生産し販売している。すでに600品番ほどを作り、毎年100品番ほどを作っている。その中からは、ヤング市場で珍しく2年間で1万足以上販売する継続品も出ており、いままでのヤング市場のトレンドという常識にとらわれないMD力でヤング靴下事業を構築している。
また、美足花舞は靴下専門のネット通販で2008年3月にスタートし、昨年から毎月売上げを更新し、年商1億円を越えているネットショップ。ドールキッスのリアル店舗でカバーできない空白市場をネットでカバーし、そこで得た情報を下に商品開発も共同で行っていきたいとしている。とくに、美足花舞は顧客の中心が20代から30代、40代が多く、今回のドールキッスを展開することで、顧客の母親たちが、その子供たちにスクールソックの購入につなげるプラス効果を期待する。靴下市場が同質化し新しい取り組みを考えていたドールキッスと顧客層を拡げたい美足花舞の両社が手を組んでリアル店舗とネットショップが企業の壁を越えて共通商品の販売を開始したもの。
神戸レザークロスの山中光洋執行役事業部長は「ただ品物を卸売りすると言うよりも企業の壁を越えた共同のマーケティングや商品プロモーションができるようにしたい」と話す。また、青森商事の青森英吉社長は「ドールキッスの品物は品質が良く、知名度もあり絵になる。靴下は売れ筋を時間をかけて育てていくことが大切なので、それを一緒にやっていきたい」と話している。

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