第55回FISMA TOKYO(東京ファッション産業機器展)開く

東京都ミシン商工業協同組合が主催する第55回FISMATOKYO(東京ファッション産業機器展)が10月3日と4日の2日間東京ビッグサイト西3ホールで開催された。テーマは「KAIーZEN PARTⅡNIPPONものづくり」でサブテーマに「より早く、より美しく、より正確に」を掲げている。全出展者は103社で273小間のブース(前回実績107社・268小間)で、前回より4社少なく小間数は5つ増えた。
展示内容は縫製機器やその関連機器から生産管理機器、物流管理機器、工場設備関連機器、繊維副資材、インクジェットプリンターや昇華プリンター、仕上げ加工などの染色・加工、情報関連サービス、生産自動化、工場施設・従業員の働く環境改善設備の提案まで物作りを支える幅広い機器や資材が揃う。また、この展示会は生産現場に必要な多種多様な情報提供として、各種セミナーやイベントが多く併催されている。主催者が主催するセミナー「縫製工場の適正な工賃とは」や技術支援セミナーの「コストパフォーマンスをベースにした未来型ファッション」から物作りの体験コーナーまであり情報を見て触り得ることができる体験型展示会となっている。セミナーだけでも2日間で18回開催され多くの来場者で賑わう。
とくに今回の展示会の特徴は、会場内に縫製工場活性化ゾーンを配置し生産性向上、適正工賃、新規事業、閑散期対策、技術伝承などの対策をテーマに設置した。出展社はアベイル、川上製作所、トビー・テクノロジー、ユカアンドアルファ、リフォームスタジオなどが出展した。
また、今回から「FISMATOKYOコンシェルジュ」(総合案内所)を新たに作り、来場者の見たい、聞きたい、知りたいニーズに応える総合案内所を作る。これは、来場者へのおもてなしも充実させ来場者サービスを第一にしたものだが、他にも出展社情報を一元管理集約することで、来場者と出展社のマッティングを促進する機能も期待して設置したもの。


それぞれのMade in JAPANに向けた繋がりを

東京都ミシン商工業協同組合理事長 久保木 政道

昭和34年に第1回国産ミシン総合展示会を開催以来、平成で最後の開催、私共の主催する展示会は55回を数える開催となりました。永きにわたり出展各社、関係団体の皆様からの多大なご支援、ご協力の賜物と厚く御礼を申し上げる次第です。2011年にドイツで提唱された「インダストリー4.0」が目指す製造業の革新はIOT、AIなど高度デジタル化による製造業全体の低コスト化の革新であり、国や学術機関、企業、工場から流通までオールプレーヤーが同じゴールを目指すものであります。ゴールとは、単一製品大量生産時代から脱却し、カスタムメイド大量生産での自国製造業の維持発展であります。ドイツでは大小あらゆる業界・機関が複雑に連携し数百のグループで取り組みがおこなわれており、決して個別企業の努力によって確立するものでは無いところに重要な意義があります。第55回FISMA TOKYOのテーマは『KAI-ZEN PARTⅡ』NIPPONものづくり ~より速く、より美しく、より正確に~といたしました。「PARTⅡ」とはさらに深める・もっとつなげる・強く実感するとの趣旨であり、人と人、モノとモノ、人と機械やシステムなどあらゆるものの繋がりを強化して新しい付加価値の創出を目指すコネクテッド・インダストリーズの概念と共通であると言えます。FISMA TOKYOがあらゆる“繋がり”の契機となるよう今回の開催を目指してまいりました。ご来場いただいた皆様が大いにこの機会をご活用いただき、それぞれのMade in JAPANに向けた繋がりを発見し、深く実感いただきますようお願い申し上げます。今後もさらにFISMA TOKYOでは国内縫製産業関連機器の展示会として、コネクテッド・インダストリーズの実装に則した未来型の提案や、主催者・出展者間の一体感や連動を強化した取り組みを推し進めてまいりたいと思いますので、出展各社、関係団体各位のご協力、ご指導を心よりお願い申し上げます。

縫製活性化ゾーン

 

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