インタビュー 香川シームレス(丸亀市本社) 金地祐一郎社長 コスト削減、商品開発、グローバル化

(インタビュー)

今年4月1日に香川県丸亀市にある香川シームレスの社長に専務だった金地祐一郎氏(昭和50年生41歳)が就任した。また、前社長の金地行雄氏は代表取締役会長に就任した。同社は昨年(2015年)で創業から50年を迎えたストッキング専業メーカー。円安と国内経済の低迷が続く中で、次の一手をどう切り開くのか?新社長に伺った。


社長就任のことは、以前からことあるごとに言われていたが、具体的に「社長を変わる」と言われたのは今年の2月頃。当初は半信半疑だったが時間が経つにつれてだんだんと実感が涌いてきた。なぜ、この時期だったのかと考えると、ちょうど弊社は昨年で創業50年という年に当たり、また、会長が初代から社長を引き継いで30年、初代が亡くなくなったのも現会長と同じ歳の72歳だったといういろんな意味合いがある節目の年だったということです。
この4、5月で主要な取引先や金融機関など20社の挨拶回りを行いましたが、実際には会長が元気に社内にいますので、社内の雰囲気は以前と何も変わっていないというのが現実です。社長になり、これからを考えると販売会社のレガルトを含め香川シームレスグループとして①これまで以上にコスト削減する。②開発力を高め提案力をつける。③そして、輸出やネット事業で商売のグローバル化を図る、というのが目標です。
これまで厳しい環境の中で日本で製造設備を持ち、企画、編立、縫製、染色、セット、検査とストッキングの一貫生産を構築してきた実績をベースにすれば、まだまだ創意工夫しだいで伸び代はあると思います。現在、毎月10万デカ、年間120万デカのストッキングを生産していますが、これからは国内での大量受注は望めません。数量ではなく利益にこだわる事業体質に変えて行きます。当面はオリジナル商品の拡大です。とくに仲間(問屋)売りではなく、小売店への直販を増やします。また、アジア圏だけでなく欧米も含めた製品輸出の拡大、そして、ネット事業が柱になります。ことし3月期は売上25億円で、前年比99%と売上、利益とも微減でした。今期の売上は前期並みは厳しいと思いますが、利益で何とか前年並みを維持していきたいと考えています。
いま、四国丸亀市は大手スーパーや企業が進出し、有効求人倍率は4から5倍と日本全国の中でも人手不足の地域になり求人しようにも人が集まらない状況です。実際には中国人研修生30人に来てもらって何とか凌いでいますので責任は重いと感じています。ただ、黙っていれば注文が入る時代ではなくなりました。自分たちで企画し、開発提案する、強いメーカーを構築したいと思います。

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