インタビュー ソックコウベ日ノ本欽也社長/分野ごとに仕入れ、販売計画の見直しを/1月期は増収減益

インタビュー・・・・・・
この春の3、4月は前年比98%程度と苦戦した。理由は過小在庫で売上げを作ることができなかった。前々期(2017年1月期)決算で在庫が3・5億円過剰だと分かり、前期(2018年1月期)にその在庫を処分してキャッシュフローを改善しようとした。そのために在庫回転率3回転を目標に取り組んだが、それが結果的にダメな原因になった。それは、全員が仕入れに対して消極的になりすぎ、必要な生きた在庫の確保まで疎かになった。ブラジャーで60万枚、ショーツで80万枚の在庫を減らした結果、1月末に在庫がなくなり過小在庫で春は売上げ確保が難しくなる事態に陥いる。それを2月に修正したが、新たに増やした商品が届く6月までは厳しい状況が続くと見ている。
その過剰在庫を生み出した理由は好調な韓国販売の見通しを誤ったことと日本国内の店舗売上げが横ばいで目標に届いていないこと。韓国は前年の8月一ヶ月間に台風、洪水が続き客足が遠のき販売計画が大きく狂った。韓国の店舗とECは非常に好調で前期は40億を狙ったが、実際は35億円に留まった。「エメフィール」は韓国のランジェリーブランドとして他のナショナルブランドを上回るブランドに成長した。もうひとつが、国内店舗伸び悩みだ。国内ECや韓国は好調だが、その分、国内店舗対策が遅れている。今年はこれを課題に本格的にテコ入れしたい。EC事業は1月期で120%の27億円。エメフィールは韓国とECが伸びて国内店舗が横ばいという現状だ。今年からは、仕入れ販売計画を見直す。これまでのように全体をひとつに見て仕入れするのではなく、①国内の都市型店舗、②国内の郊外型店舗、③EC事業、④韓国など海外事業の4つの分野に分けて何が問題で何が過剰在庫なのか原因を見極め適正な仕入れにしたい。
1月期決算は増収減益で、売上げは135億円、前年比103%。EC部門は売上げ27億円で120%、韓国は成長を続けてきたが一段落し35億円に留まる。EC、韓国は好調だが、売上げの約60%を占める国内店舗販売が横ばいと課題を残している。
私個人は何でも多めに持つことが好きなタイプ。少なめにするのがきらいだ。在庫や店舗からスタッフまで何でも多めに持つようにするのを日ノ本流商売としてやってきた。少なめの仕組みを作るのは私の本質に合わない。企業は何としても増収増益を続け成長して行かなければならない宿命を背負っている。
今年は生産から販売までの分野を細分化したので、それぞれの分野で増収増益を続けるための仕組みを新たに作り強い決算になるようにしたい。

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