アツギ コンビニ専用パッケージ開発/中台紙、台紙をなくし、フック掛けで展開/4月1日から店頭で

コンビニ用新型専用パッケージ

ストッキングメーカーのアツギ(海老名市本社)はコンビニエンスストア(以下コンビニ)専用のパッケージを開発した。販売ルート別戦略に力を入れている同社は2017年度にコンビニ対象の専門支店を新設し販売を強化していた。今回の専用新パッケージはコンビニ特有の狭小スペースへの提案として業界に先駆けて開発したもの。これによりコンビニ各社の売上効率アップに貢献できるとしている。なお、この新パッケージは主力ブランド「アスティーグ」を販売するコンビニで4月1日から店頭展開する。
日本のストッキング市場は、中台紙とともに商品をたたんで台紙に挟み、ポリプロプレン袋に入れた幅14㎝、高さ22㎝~23㎝の包装が一般的となっている(3点写真右)。だが、売場スペースに制約のあるコンビニでは最近、包装のままサイズを小さくした幅12㎝、高さ22㎝(3点写真中)がスタンダードな仕様・サイズとなっており、同社でもこれに準じて展開していた。今回のコンビニ専用新パッケージ(3点写真左)は、包装形態自体を見直したもので中台紙・台紙をなくして商品を小さくたたみ、小型のフィルムパッケージに収納する形にした。これにより、幅10㎝、高さ18㎝の現行のコンビニパッケージよりさらに小さくすることで利便性を大幅に改善できた(意匠登録出願中)。
新パッケージの開発ポイントは次の3点なる。①単なる小型化に留まらない戦略的なサイズ設計を行う。現在コンビニのストッキング売場は、従来型のパッケージを商品棚に平たく積み上げる陳列が一般的だが、この方法はスペース効率が良い反面、顧客目線にパッケージが正対しないことや上の棚板に隠れてパッケージ全面が見えないことから商品訴求力が損なわれることが課題となっていた。そこでコンビニ専用新パッケージは、同じスペース感でパッケージの表全面をフック掛けで見せながら陳列可能なアイテム数は現行パッケージとほぼ同数を維持できる戦略的なサイズにした。現行パッケージで7列×4段の平置き陳列(フェース数は28)スペースでパッケージ表全面、つまり訴求文言全てを見せる形で9列×3段(フェース数は27)のフック掛け陳列ができるように設計している。専用新パッケージで従来売場を構成すると、1フェース減少するがパッケージ表全面を見れることのメリットがその減少デメリットを上回ると同社では強調している。これは、アツギ70年に渡るストッキングの販売経験値から判断したもので、パッケージが顧客に正対している場合と平積みにしている場合を比較すると、正対の方が売上効率が改善するとしている。
②また、今回の専用新パッケージは、什器を使用しない場合も棚板に置いて販売できる自立型で、売場の陳列変更にも柔軟に対応できる。新パッケージがコンパクト化により持ち運びがさらに容易になる。③さらに、中台紙を使用しないパッケージしたことで、商品を取り出しやすいことも利点のひとつとなる。伝線による緊急購買の来店が多いコンビニ顧客のニーズにマッチした包装形態となっている。コンビニのストッキング販売スタイルも大きな変化の時を迎えている。

アツギ従来型のコンビニストッキング陳列                                                     アツギ新型パッケージのコンビニ専用陳列

 

 

 

 

 

 

 

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