インタビュー:ラヴィアドウ鈴木信三社長・カテゴリーを越えて新しい売場に協力したい

インタビュー

既存のマーケットはカテゴリー別に分けて売場を構成しているが、これまでは、それが分かりやすく効率的で売上げも取れたが、それが限界になってきた。これからは、これまでと違う見せ方、売り方で他のカテゴリーと組み合わせて、新しい世界観を表現し、楽しく買いやすい売場にしていくことが重要になっている。
とくに、買い物がEC中心になればこそ、既存のリアル店舗の販売環境は厳しくなっている。ECショップは品揃えが豊富で価格も手頃、それでいて買う時間や手間もかからず、翌日には家まで届けてくれる、こんな便利な買い物はない。衣料品の買い方もコンビニでパンやドリンクを買うのと何ら変わらない手軽さになってきた。うちでも、リアル店の取引先減少に伴い、ECショップの売上げは増えるばかりになっている。
だが、立ち止まってみると、リアル店舗の可能性はまだまだ残されている。そのためには、既存の売場環境の壁を壊していくことが重要になる。いまの売場は婦人、紳士、子供、インナーで分かれている。その中でエレガンスやカジュアルゾーンに分け、さらにその中で高価格帯と中から下の価格帯で売場が分かれ構成される。だがこれが、果たして、買いやすく楽しい売場になっているのか疑問だ。もっと、テーマ性のあるトレンド、テイスト、ライフスタイルで分けそれぞれの世界観で表現された売場のなかで、それにあった紳士服や婦人服から子供服、インナーまでがセレクトされ品揃えされてもおかしくない。
最近、一部の百貨店では厳しい販売環境のなかで次の時代のリアル店舗の店作りを模索する動きが出ている。そこに共通するのは売場のカテゴリー、性別、価格の壁をなくし商品を横串にした売り方だ。だが、それに挑戦し成功したビジネスモデルはまだ少ない。だが、これからもっとテーマ性、演出力、表現力が磨かれていけば新しい売場が登場し、お客様にECショップでは味わえない楽しさを提供できるところが必ず出てくる。新しい売り方ではアウターを展開するシップスの店内受注会でラヴィアドウの売上が増えてきた。これは、展示会前後の時期にシップス内で顧客呼んでラヴィアドウの次のシーズン商品を展示し受注会を開催し注文を取り4ヶ月後に商品を届ける。毎回実施しているが、やるごとに売上額が増えている。これも新しい売り方だ。
ラヴィアドウのランジェリーがいちばん力を発揮できるのはアウターと連動するトレンドやシンプルだがモノトーンではないカラーで見せるおしゃれな生活提案だ。これからは、これらを強みにしてアウターの店や百貨店などのリアル店舗との新しい売り方、見せ方に協力していきたい。それが、うちのブランドの使命でもあると考えている。

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