靴下 安いものしか売れない、だが、安いだけでも売れない

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靴下専門店  売れ行き低迷
安いものしか売れない、だが、安いだけでも売れない

3月から春のストッキング、タイツやスニーカーソックスなどが動き出したが、その勢いは4、5、6月と低迷状態が続いている。2月に浮上したショートストッキングでアツギやグンゼの定番(1足250円~380円)が売れているが肝心のプロパー(1足タイプ)ストッキングの売れ行きは落ち、売れるのはバンドル(多足組タイプ)のみ。2、3月のシーズン当初には一部柄物のショート丈ストッキングやラッセルタイツなども売れだしたが、4、5月には勢いが落ちた。 ショートストッキングは前年並み以上に売れているが靴下専門店の中でも品揃えが豊富にある店とそうでない店に分かれており、品揃えに奥行きがある店では3月以降の稼ぎ頭のひとつになっている。
このシーズンのレッグウエア商戦は売れているのが無地リブ系クルー丈ソックスやカバーソックスで、どの店でも売れ筋上位にランキングされる。カラーは様々だが、昨年からの白系中心の流れは変わらない。靴下専門店コポのように1位白系、2位ライトグレー、3位ブラックで、あとは店ごとに中心顧客層によって明るいパステル系が増えたり、落ち着いたトーンが多かったり、一部の店ではきらきら光るラメ糸を使ったクルー丈が動くなどで違いが出ている。
パンストは多足組(バンドル)中心にシンプル、透明感、着用感で売れている。昨年までどの店でもパンスト1位にランキングされた着圧系は売れているが、この3月以降で見るとやや落ち着き、お腹周りゆったり系の楽ちんパンストが売れている。
春のパンストで欠かせないのが柄パンストの動きだが低迷している。3、4月や秋の8、9月のシーズン立ち上がり時期には先行して柄パンストが動き出しているが、売れ筋の中心はシンプルなワンポイントや遠くから見ると無地に見えるような柄だけ。売れている店ではこれら柄物の販売単価が1000円前後までがボリューム商品として売れており、店舗の客単価を押し上げる商材として歓迎されている。だが、問題なのはこういった単価の高い品物の売れる数量が増えないこと。ストッキング業界が祈るように待望する柄パンストの本格復活にはまだ疑問符がついている。
この春はガウチョパンツなどパンツスタイルの流行で、脚元はストッキング、靴下問わずショート丈が先行して売れる。一部ではこのショート系の流れが秋冬まで続くのではと予測するバイヤーも多い。しばらく続いた長物から短いソックスに変わる様子が見えてきた。この春夏の靴下商戦の最大の特徴は「安いものしか売れない、だが、安いだけでも売れない」ということ。

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