奈良発エコスタイル 吉野葛和紙の糸

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奈良発エコスタイル発信     吉野葛和紙の糸       靴下、Tシャツ、ニット、アームカバー、タオルなど

奈良産地は昨年に続き本年度も奈良県荒井正吾知事の肝いりで「奈良発エコスタイル」事業を最重点事業として取り組み、植物繊維の吉野葛和紙の糸を使用した商品開発を広げ販売に結びつけていくことになった。同産地はブランドメーカーのOEM生産から抜け出し地域ブランドを本腰で育て繊維異業種の連携で活路を広げる狙い。テレビで県庁職員が「KUZUWASHI」のシャツ、カットソーを着た姿で仕事している光景が放映されたりしたことで消費者、販売店からの注目度が高まり今治タオルのように奈良メードを全国に展開しようと取り組みが盛り上がる。
5月27日開催した奈良県繊維工業協同組合連合会(足高義徳理事長)の本年度重点事業は奈良発エコスタイル(咲良史歌鹿)事業を強化する。繊維関係の靴下、ニット、布帛、染色、織物の5団体の企業がそれぞれの強み、技術を相互に活かしていくことを決めた。
葛は日本書紀にもその名を見ることが出来る奈良のシンボル。かつて武士や僧侶は紙の衣服を着用し、江戸時代には紙衣と言われ庶民の衣服だった。吉野葛の葛根は捨てられるものだがそれを活用しゼロエミッション(廃棄物の削減効果)の考えでオーガニックコットン、シルク、レーョンなどと混紡し人や環境に優しいナチュラルライフを提案する。葛和紙繊維の特徴は①軽い、②吸湿性にすぐれる、③麻のようなシャリ感がある、④UVカットなど夏物衣料として適している。
同組合の大坪真志氏は「奈良から、この事業を各組合の企業が得意技を活かし、いろんな商品と連携して研究開発し販売につなげる」としている。パドック社長福田保夫氏は「和紙の抗菌性、速乾性、軽量感を活かしナチュラルライフの小さなきっかけになればと思う」と語る。
また別に奈良県靴下工業協同組合では昨年から奈良発ブランドの付加価値商品をエンドユーザーに認知してもらえるように商品の研究と販売に取り組んでいる。さらに、設立21年を迎えた先発の協同組合NSはオーガニックコットンを使い組合員5社で販売しているが、海外での販売チャンスに関して調査に乗り出している。奈良の繊維産地は地域ブランドで産地の活性化に乗りだしている。

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