下着専門染色工場シンドー(大阪市本社)サンプル染めから小口短納期染色にも対応

image001シンドー(大阪市都島区本社、高倉浩司社長)はJR京橋駅から徒歩6分の大阪市の真ん中にある染色工場で昭和8年に創業した。公園の横にあるために騒音、排水など環境に配慮し正面入り口に金魚を飼育している。後染め生地の小寸(幅38から40㌢)を得意とするインナーが全体の約80%で他にニット外着が20%ほど。工場は染色、プリント、インクジェット、各種機能付加価値加工などを行なっている。検反・仕上工程と生地倉庫機能を充実させているのが特徴だ。社員55人のうち外国人研修生が6人。年商9億円となっている。
インナーは脇縫いがないボディサイズの仕上げで、ひっくり返し反返しをしてまた表に戻し仕上げる。加工先はワコール、トリンプを始め約100件ほどがある。和歌山丸編産地の生地を主体に染色、漂白、機能、整理加工をしているが他にストッキングの染色もこなしている。素材はポリウレタン入りの生地、合繊、天然素材などの多様な生地に各種製品染めから海外・国内の他社で染色加工した製品、生地の修正まで幅広い加工に対応している。生地は1反50~60㍍なので6反を1本にし300㍍~400㍍の生地を染める。各種染色機は10~20キロ㌘単位で常圧染色機、30~50キロ㌘の製品染、400キロ㌘高圧染色機、最新鋭200キロ㌘、後加工機100キロ㌘、他に特殊染色機など染めるものにより容量が異なるので大小60台を設備している。また、ポリエステルは130度で染め加工量は1日4トン~4・5トン。染料は500種類を使用し、染料飛びを防ぐためにエアーシャワーを通している。

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同社は完璧な染色を行なうために研究開発室にCCM(コンピュターカラーマチング)を備えどんな染色にどう染めるかコンピューターで管理している。そのデータで10グラムの生地で試し染を行ない色の確認は科学的に行なうCCJ色判定と同時に目視色判定を行っている。さらに準備工程として染色工程進捗管理ボードに染色ロットごとに看板を作成し染色機、染色日を決める。機械化し手作業は少ないが生地準備結反作業、タンブラーさばき作業、検反作業などはベテラン人材が欠かせない。
同社は平成3年に設立した子会社のV―TECがミニマム10グラムからの染色に対応しビーカー染や短納期、小ロット、修正が出来る。また生地の色見本ブック「カラーアクセス」に2339色、「ポリエステルボックス」に2250色の生地見本を販売し、アパレル企業、ニッターから見本帳の色相、明度、彩度番号から色のトラブルなく受注できるように管理している。さらに水が生命なので常に120トンの水を保管している。高倉浩司社長は「淀川のそばを含め大阪の地場産業だった染工場がピーク時に55社あったのが現在7社しかない。作業・職場の改善活動と時短促進、ミス無し操業を行動規範に社員上げて取り組んでいる」と語る。

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高倉浩司社長

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