インナー 2015年秋冬苦戦 2016年は通年商品の強化

快適工房

2015年秋冬   快適工房、BVD健闘  発熱シーズンインナー苦戦  通年インナー健闘

2016年秋冬 通年商品強化 発熱インナーの見直し削減 下履き強化

2016年秋冬インナー展が3月に開催されたが、どの展示会でも前2015年秋冬商戦の厳しい結果を踏まえて①秋冬シーズンインナーの差別化を明確にする。②年間定番で売れる通年商品の強化、③安定している下履きの拡大などを骨子に新たな取り組みを始めている。
背景には2015年秋冬商戦の厳しい結果がある。前シーズンは12月の暖冬と年中行事化した薄くて軽い発熱系インナーの供給過剰で売れ行きがダウンし、小売業者の売上は前年比90%~95%、商品を供給するメーカー売上は前年比90%程度という結果に終始した。
昨年9、10月の気温は例年よりも一時的に早く下がったことで、長袖の売れ行きが早めに推移したが、11~12月のインナー商戦本番時期が暖冬で売上にブレーキがかかり、単月売上では2ケタから20%以上の売上がダウンするという事態に陥った。
この理由に関しては暖冬以外にヒート系(発熱系)インナーの同質化で似たようなインナーを数年間も大量供給したことが災いしたことが指摘される。すでに、ヒート系インナーは1枚980円ではさばき切れず店頭ではレジで現金2割、3割のキャッシュバックや週末のチラシ値引き(680円~780円)が進み、12月の最終商戦では一部の大手衣料小売チエーンで発熱インナーの半額セールに踏み切ったところもあった。
小売段階では12月のセール前倒しや1月中旬からの気温低下によるバーゲンセールで、インナーの売れ行きが少し回復したことで店頭在庫は消化されており、数量ベースでは前年並みに近い実績となる。だが、マークダウンでロス率を高めたことで、品数はさばいても利益率を落とした小売業者が多い。
だが、そんな厳しい中でもグンゼの「快適工房」や「BVDメンズ」などの白肌着は通年商品の割合が高く、売上も落とすことなく善戦している。綿100%、フライスといった定番だが、良質な素材感と柔らかい肌触りで安定して売れた。
また、一部量販店の店頭ではランニングが欠品したり、下履きが安定して売れるなど、メーカーがシーズンインナーに傾注する中で見落としてきたアイテムにスポットが浴びている。
この3月展では、従来の発熱系インナーの差別化や通年商品の拡大、レディスショーツやメンズボクサーパンツなど下履きの拡充で、従来の秋冬インナーに踏み込んだ修正を行う小売チエーンやメーカーが増えた。

BVDメンズヒートBVD秋冬インナー

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