ストッキング ゾッキから交編に アツギ、グンゼから交編ストッキング次々登場 透明感、新感触のフィット感

グンゼトゥシェプレミアム600円

ストッキングがサポート糸だけで編んだゾッキタイプからサポート糸とナイロン糸を交互に編んでいく交編タイプに大きく様変わりしてきた。昨年春夏からこの2016年春夏に新登場した大手ナショナルブランドメーカーグンゼとアツギの新ブランドは交編ストッキングが増えている。
グンゼの2016年春夏にデビューしたストッキングブランド「トゥシェプレニアム」(1足600円希望小売価格+税)は5品番中4品番が交編生地となっている。このストッキングは「進化型DCY交編」と称して、透明感はそのままにして交編生地の凹凸を活かし肌のシミ、くすみ、毛穴をカバーし見えにくくするという化粧品のような効用のあるストッキングをアピールしている。
また、昨年春夏に新登場したストッキング「サブリナプレミアム」(1足1000円同)は2品番あり、そのうち1品番はDCY交編生地で極細のナイロン糸でカバリングしたDCYのサポート糸とナイロンの交編で、針数も通常の400本ではなくハイゲージで編むことで、密度が高く快適なフィット感とサラリとした着用感を実現している。
アツギの2016年春にデビューしたアスティーグ「優」(1足1000円同)は脚に吸い付くようなフィット感が特徴だが、これはSCY交編生地で作られている。昨年春夏にデビューした「澄」、「艶」も同じSCY交編の編み地。これまでのストッキングにないしなやかな生地の伸縮性は自然な履心地ですっぽりと脚に吸い付くような新しい着用感がある。
こういった交編編み地をつかった新しいストッキングの提案は、細いナイロン糸とその加工技術、それにマーケット変化の両面から生み出された。
技術面ではナイロンの極細タイプが開発されたことで、これまでのようなサポート糸とナイロン糸のデニール格差が縮まり、交編の欠点であった横縞が軽減されてきたこと。また、極細ナイロン糸を使った交編編み地を使うことで、ストッキングに欠かせない透明感とこれまでにない伸縮性のあるフィット感の両方が実現できるようになった。さらに、この極細ナイロン糸をハイゲージで編み立てることで編み地密度が高い、これまでにないサラリとした着用感を可能とした。
一方でマーケットからの課題は、何とか価格を上げてコストを吸収できる製品にしたいというメーカーの想いが込められている。40年近くNBストッキング価格(1足500円同)の壁が突破出来ない状況が長く続いていたが、この数年の円安、原料高は「売れても利益が出ない」厳しい状況に追いやられていた。だが、新しい極細ナイロンとハイゲージによる交編の進化がこれまでのストッキング(1足500円同)と違った化粧品のような効用やこれまで経験したことのない着用感を実現できたことで製品価値を押し上げ、対価として小売価格を上げることにつながっている。ストッキングは新しい価値を創造し進化している。
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