インタビュー しまむら商品5部部長松本恵利子さん・・・売るための土台をしっかりと

松本恵利子さんは今年4月の人事異動でインナーを担当する商品5部部長に就任した。しまむらでは、すでに始まっている売場改革で店舗の通路を広げ売場から平台を撤去し商品を選びやすい売場に変わりつつある。そんな中で重複する品番を減らし、チラシや特価商材を集中させながら単価の高い商材を前面に出して、商品の販売サイクルを長くする新しいビジネススタイルを続けている。「既に今年の品揃えの方針は着任する前から決まっていた」と話す松本さんは、その次を見据えた戦略を頭に置いている。現在の状況とこれからについて話しを伺った。

ブラジャー売場2
ー春夏インナー商戦は
前年比微増程度で来ている。この間進めてきた平台をゴンドラに変える「2016年型新レイアウト方式」の売場作りや品揃えは婦人下着で成果が出ている。だが、紳士下着が苦戦し靴下はかなり悪くこれから修正する点が多い。インナー売場面積はトータルで前年比2割削減し、品番数は婦人下着で6割削減、紳士下着で3割削減した。その中で、一番大きく削減した婦人下着が最も良い成績で、紳士と子供はまだ品揃えの工夫が必要という状況。これからは、売るための土台をしっかりと構築していきたい。
ーブラジャーは
良かった婦人下着はブラジャーが3~7月累計で3%アップした。ノンワイヤーブラが2ケタ増でブラジャー全体に占めるノンワイヤー比率は65%になる。その影響か、ワイヤーブラは前年比95%と苦戦したが、ブラジャートータルでは3%アップで好成績を残した。売れたのは圧倒的にブラショーセットで1500円、1900円が売れ筋。単品1900円も売れているがセットものほどではない。では単価が上がったかと問われるとそうではなく前年と変わらず上がっていない。昨年まで毎月のようにやっていたチラシ商材などの特価品は変わらず頻度も同じで売上げも変わらない。変えたのは、そのやり方で集中してやりだらだらやるのを止めた。それによる折り込みチラシ商材の販売効率はよくなっている。だが、単価を上げて行きたいという方針は変わっていない。ブラジャーで2900円ぐらいまでは売っていきたいという希望を持っている。だが、現実は単価が上がっていない。
ー改善点は
好調なブラジャーだが改善点はふたつある。何でも、どの品番も4ヶ月サイクルと決めつけてやるのはよくない。実際にロスも出ている。品番ごとにそのターゲットを見て4ヶ月にするのか、もっと短くするか長くするかのメリハリをしっかりして取り組むことが重要だ。もうひとつは今シーズンで取り組みが遅れた無縫製ブラのこと。遅れて品揃えしたが数量が間に合わず店舗限定で売れているがチャンスを逃した。平台を撤去し売場で品番数を減らし商品を長く売るというやり方は正しいが、欠点はトレンドにいち早く対応できないこと。これは、次のシーズンに向けて修正していきたい。(この続きは下着靴下経済新聞10月1日号で)。

しまむら松本恵利子掲載用しまむら 松本恵利子さん

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