インタビュー   白鷺ニット工業 代表取締役社長 三木一正氏・・・失敗を恐れるな 

インタビュー

インナーメーカー白鷺ニット工業(姫路市本社)の2代目社長に5月1日付で三木一正氏が就任した。創業者の三木正義社長が会長に、その長男が専務から社長に昇格した。新社長に抱負とこれからの舵取りを伺った。

―経営方針を
第一は目の前だけに囚われず鳥の目で長期的展望、明るい未来にチャレンジする姿勢と実践だ。目先は厳しい変化の時代だが一生懸命に取り組めば必ず道は開ける。第二はお客様の声を商品、サービスに反映し実現する。お客様とは取引先である。その店で買ってもらう消費者に物心両面で満足してもらう商品を作るのが当社の役割。消費者が喜んでもらうと販売店も豊かになる。
第三に社員、地域にも豊かになってもらう。つまり当社に関係する企業や人の全てが物心とも豊かになることだ。第四はチームで自己革新に取り組み時間当たりの生産性改善と創造力を上げる。出来ない人が出来るようにするために相談しやすい環境にしたい。職場をフラットでオープンにすると風通しがよくなる。
そして、第五は人材育成だ。「過ちを改むるに憚ること勿れ」、失敗を恐れず、もし間違いと気づいたらすぐに改めること。「見切り千両」という言葉も大事にしている。当社はチームワークでこだわりの肌着を企画、生産、販売する人材づくりを目指している。内部効率を高め在庫を少なくして回転率をアップさせることに努める。売上高は2016年4月期29億6000万円。2017年はほぼ横ばい。
―社名の由来を
姫路の町の中心に姫路城があるが築城から一度も戦火に見舞われたことがない。別名は白鷺城で郷土の誇りで天下の名城だ。白鷺城の様に羽ばたけるようにという願いが社名の由来。玄関の入り口に当社のシンボルとして城の絵と白鷺を飾っている。名刺にもその写真を付け、姫路市にこだわり創業の地で本社工場としてメード・イン・ジャパンの肌着を生産をしている。会長が1969年にメリヤス肌着工場を創業した。肌着はシーンごとに企画していくとまだまだ進化する。肌着専業として魅力ある会社にしたい。
―肌着市場は
消費者の肌着の選び方、買い方が変化してきた。安くても着心地が悪く、飽いてしまうような肌着は売れない。消費者はシビアな目で自分が好む商品だけを選別して購入する。それだけに消費者が肌着の機能、品質、価格のバランスがとれたお値打ち品やブランドを熟知している。
当社のスタート当時は秋冬向におしゃれな横編肌着を得意としていた。現在は肌着に関しては全方位型で多様な素材、新しい二次加工、機能、副資材、色、サイズを展開する。中でもシルバー、シニア向けの暖かい肌着が強み。理想的な肌着とは自分の体と好みに合うものだと思う。女性向けにガーゼ風の綿100%やキルトはまだいける。費用と効果を考えながら新分野の開拓にもチャレンジしたい。
―生産は
近くの豊冨工場と協力メーカーの天草工場、和歌山のニッター、加古川のメーカーなどとの連携を深め素材、加工からのオリジナルで日本製を充実させていく。海外は中国工場を拠点に品質や納期管理を徹底させていく。

白鷺ニット工業三木一正社長1《プロフィール》
三木一正(みきかずまさ)昭和48年5月18日姫路市生まれ。日本大学経済学部卒後映画プロデューサー原正人氏に師事し映画制作に従事。その後、平成23年5月に入社。専務として経営企画を担当し本年5月1日付で代表取締役社長に就任

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