グンゼ第2フェーズ/M&A予算100億円準備既存事業の成長・拡大新規事業の創出・生産基盤強化

グンゼ(大阪市本社)は6月6日大阪でマスコミ関係者を対象にした事業報告会を開催した。2017年度からスタートした中期経営計画CAN20の第2フェーズに関する全体概要の説明と各セグメントごとに担当責任者から事業戦略の説明が行われた。第2フェーズは2014年から2016年までの第1フェーズの課題を引き次ぎながら新たに3つの基本戦略を強力に推進することを強調した。
その第1はセグメント事業分野ごとの成長拡大戦略。機能ソリューション事業はメディカル事業の継続的推進、各部門との連携強化による新規事業領域への挑戦など。アパレル事業は新規販路、売場拡大、差異化技術による商品、ブランド、売場編集力の向上。ライフクリエイト事業ではスポーツクラブの拡大、つかしん・にしまち北エリア再開発プロジェクトなどショッピングセンター事業の強化などが中心。
第2は新規事業の創出で、これは、第1フェーズから続くプロジェクトの事業化促進や現行市場に依存しない新ビジネスの探求など。この新規事業創出に関してはM&A活用による事業領域の拡大を積極的に推進する姿勢で、そのために100億円の資金を準備し活用する計画だ。
第3は経営基盤強化で、グローバル化が進む中で生産基盤の強化と競争力の実現や経営体質の強化を実現する。新たにCSR委員会や働き方改革委員会などを設置し推進する。
これらの戦略を実現することで最終2020年度は売上高1500億円(2017年3月期1365億円)、営業利益80億円(同42億円)、営業利益率5・3%(同3・1%)でROEは5・0%以上を目指すとしている。
続いてプラスティックフィルム、電子部品、メディカル、アパレルなど各セグメントごとに事業戦略の説明が行われた。その中でインナーウエア事業は小売店やEC事業など新規販路の拡大を継続し、商品ではメンズの「ボディワイルド」、「YG」(カットオフ)やレディスインナーでは完全無縫製の「KIREILABO」、「Tuche」など差異化商品、ブランドを強化拡大する。
また、レッグウエア分野では秋から新ブランド「ライザップ」を展開し新補整系のレギンスなどボトム類を発売する。また、着圧、ノンストレス技術による差異化商品の拡大やストッキングブランド「サブリナ」を重点にしたプロモーションを展開する。さらに、周辺領域の商材開発としてアウターボトム、スポーツ、ホーム雑貨などの領域で商品開発と独自売場を展開する。冒頭挨拶した廣地厚社長は「グンゼが元気の良い会社になり、各部門が厳しい競争をして、それぞれの分野で生き残れるようにしたい」と決意を表明した。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る