グンゼの小売事業が拡大している/リアル店舗47店舗に増加/EC事業も躍進

グンゼ(大阪市本社)の小売事業が急拡大している。昨年12月には新業態店「ここちセレクトバイグンゼ」を京都御池の地下街ゼスト御池に第一号店を新規オープン、同じく大阪梅田の地下街ホワイティには「トゥシェフィールアンドビューティ」第1号店を出店した。いずれもコンセプトやターゲットに違いがあるがグンゼの婦人、紳士、子供のインナー、靴下、ストッキング、パジャマなどをセレクトして販売している。同社では、この店舗の業績推移しだいでは多店舗化も視野に入れている。また、2月4日には「グンゼアウトレット三井アウトレットパーク仙台港店」がオープンし、アウトレット型店舗が全国で8店舗目となる。2月末現在グンゼの小売店舗は(表1・表2参照)合計47店舗でその内訳は新業態店舗が2店舗、アウトレットストアーが8店舗、一昨年に買収し連結子会社化した株式会社ダンのジーンズカジュアル店舗「Dan」が9店舗、カジュアルファッション衣料品店「蔵之助」が28店舗となる。

ツシェショップ 横浜ベイサイド

トゥシェフィールアンドビューティ第一号店       横浜ベイサイド店

蔵之助(イオンモール伊丹昆陽店)蔵之助
また、EC市場ではネット通販を強化している。本紙(下着靴下経済新聞)2月1日号に掲載したグンゼ製品を販売する楽天市場の1月週間ランキング上位40店舗では、そのうちグンゼ直営オンラインが30店舗(75%)を占めて他店を圧倒するシェアを独占している。とくに、1月上旬は年間でも販売量の多いセール期間中でもあり、その時期にグンゼ直営オンラインが他のグンゼ製品を販売するEC店と対抗するために製品価格のみならずポイント5倍、クーポン発行500円~1000円、送料無料などの強力な販促を打ち出したことで他店を寄せつけない集客を実現した。EC市場は小型デバイス(スマホなど)の普及にIOTや人工知能が加わり、より利便性が向上し、その市場拡大が予想される。それだけに、グンゼ直営オンラインの売上げはまだまだ拡大できる余地が残されている。
このようにグンゼは昨年から急速に小売事業に傾注している。その大きな成果はまだ先だが、こういったメーカーのリアル店舗やEC市場参入は既存事業の不振を打開するためにも加速すると見られている。2月3日に公表されたグンゼ第3四半期決算は機能ソリューション事業がエンジニアプラスティック分野や電子部品分野の苦戦で減収となるが各部門の増益で減収増益となった。なかでもアパレル事業は小売事業が貢献し売上高は545億5500万円(前期比103・3%)、営業利益31億7100万円(同127・8%)と大幅増収で小幅増益となった。

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