直営店閉店ラッシュ/ワコールのランチ全店閉鎖/ウンナナクールウーマン、アンフィフルフル、ブララ出店が止まる/トリンプのアモスタイルピークから約90店舗減

アウターメーカーの直営店閉店が騒がれているが、下着市場でも大手NBメーカー中心に直営店が相次いで閉店している。ワコールのカジュアルな下着小物の専門店ランチはこの1月から2月にかけて全ての店舗を閉鎖し事業を終えた。新業態として開発を進めていたウンナナクールウーマンは現在展開する店舗が4店舗のみで2014年10月にららぽーと和泉で第一号店をオープンして以降に多店舗化を進めていたが、閉店も相次ぎ新業態開発から2年ほどで新規出店が止まる。一時期ウンナナクールのグループ店舗は新業態も合わせ全国60店舗を超えていたが、現在は40店舗強となった。同じく新業態開発で進めていたワコールのイオンモール専用店舗「ブララ」も2011年イオンモール京都桂川店を皮切りにブラセット1900円からの値頃で可愛い下着をメインに展開していたが出店が止まる。当初は2016年3月までに15店舗10億円の目標で取り組んでいたが昨年13店舗目をオープン後新規出店が止まる。同じく新業態で取り組んだ「アンフィフルフル」も下着をカラーで分けてブロック別にコーディネイトする提案で注目を集めたが4店舗で出店が止まる。ワコールは数年前から進めていた新業態開発戦略の見直しを迫られている。
トリンプは過去ピーク時で直営店310店舗ほどを展開していたが、現在は約220店舗ほどでピーク時から90店舗ほど少なくなった。とくに、この1年あまりで各地域のアモスタイルの閉店が相次いでおり、昨年には大阪の心斎橋筋にあったアモスタイル2店舗が閉店し、心斎橋筋の路面型下着専門店はエメフィール1店舗を残すのみとなっている。
こういった流れは更に加速している。ネット通販、コンビニ、ドラッグストアなどとの競合なども指摘されるが、それ以上に従来の可愛い下着や厚手パット入りのワイヤーブラが売れなくなってきた。トレンドは全体にシンプルで可愛く谷間を作る流れに来ており、最近では補正機能を嫌う消費者ニーズもありノンワイヤーや無縫製インナーの流れが強くなっている。
NBメーカーの直営店で販売するのはブラジャーやブラセットが中心だが、その市場全体での生産、供給は安定しており、消費も極端な落ち込みはない。それだけに、本当に消費者が欲しているいるものは何か、供給サイドの価値観と消費者ニーズにずれが生じている。最近ではネット通販を始めとする新たな流通が台頭しており、SPA(製造小売業)が新しいファッションビジネスの成長モデルとして持てはやされた時代はすでに過去のことになった。

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