パリ国際ランジェリー展◆◇トレンドフォーラム(17年1月22日)コンセプトパリの概要レポート

2018年春夏の傾向分析  フォーラムを傾向分析とイノベーションを紹介するコーナーの2つに分けた。傾向分析では4つのテーマをそれぞれ異なる「ガーデン(庭)」として紹介。

1 GARDEN OF THE MIND

女性が毎日身につけることができて、快適なランジェリーやラウンジウェアの考察。主に身につけやすい、優しい単色で構成。軽量。オーガニックな模様のレースなど。

刺繍の復活・・・・・・・・・・

アンカレス(スペイン)のプロトタイプ。ハンキーパンキー、スロッギーに代表される形状のショーツをレースだけで実現。クリーンカットを施し、ほつれない。軽くてソフト。アウターに響かない。快適性を語る上で欠かせないのがラウンジウェア。SANKO(トルコ)のプロトタイプは100%コットン。ランジェリーの代表的な色、ピンクがストリートウェアにも取り入れられるようになった。一見普通の黒いレギンズだが、ライクラをコットンに糸から混ぜることによって、ギラつけを抑え、引っ張っても透けない素材を実現。消費者動向として、安物よりも、多少高くても長く着れるものを選ぶ傾向が出てきた。ファーストファッションの終わりを告げているとも考えられる。

刺繍とリボンの展示もナチュラル志向を表現。パピヨンの製品。

ゴムの展示・・・・・・・・・・

2016年モードシティーでも好評。色、モチーフの違いなどが一目瞭然。メンズ感覚の太いゴムにフェミニンな透ける模様を掛け合わせる、メンズとレディースのミックス効果が興味深い。

2 TECHNO  GARDEN

アスレジャー(Athleisure アスレティックとレジャーの造語)やスポーツの影響を強く受けているコーナー。ライクラを始めとした快適さを追求した素材。明るく、エネルギッシュな色。幾何学模様のものが多く見られる。シェープレティック (Shapeletic シェープウェアとアスレティックの造語)の出現。アンダーウェアにも、ジムに着ていくスポーツウェアにもなる。その典型的なものがペンのプロトタイプ。黒いボディは朝、出勤時に来て行った後、就業後にそのまま着替えることなくジムでも使える。レースのメーカーもスポーツの影響を受けたランジェリーに参入したいと、シャンティがプロトタイプを作成。ゴールドのメタリックブラは、スポーツブラとしての機能性、サポート効果を保ちながら女性らしさも含んだおしゃれなもの。

3 EROTIC  GARDEN

ランジェリーの根本にあるのはセクシー、美しさである。より独創的で、魅力的なランジェリーの素材のコーナー。SOULIS KUEHNIS (ギリシャ)の刺繍はこれまでと違って、非常にデザイン性が高く、セクシーだが、度が過ぎていない。ボンテージを意識したセクシーな素材も、これまでの日本のイメージから西側に移動し中国、インドを思わせる暖かい色合いのもの。伸縮性のないレースはパジャマ、ガウンなどに使うことができる。

黄色と緑が注目色・・・・・・・・・・・・・・・・・

セクシーな色と言えば黒だが、それに変わる色として緑を提案。緑はランジェリーではあまり使われない色だが、深い緑から色あせたような薄い緑まで様々ある。緑に黒を混ぜると高級感が出る。

4 FLORAL  GARDEN

文字通り花をモチーフしたものを集めたコーナー。グッチやヴァランティの影響が見られる。

ここで重要なのは、どの花を使うかではなく、花のモチーフを「どのように」取り入れるかということ。それはレース、刺繍といった素材の違いやモチーフの大きさに関することである。色使いもこれまでにない色をあえて使う。若々しい感じがするが、決して幼っぽくはなく、高級感がある。

シャンティのプロトタイプはベーシックなタイプだが、黒とピンクを組み合わせ、よりセクシーで高級なものに仕上がっている。イルーナのプロトタイプはレース、刺繍、ブロードなど、4つの異なる素材を組み合わせて作られている。

『ウイスパリング』イノベーションのコーナー

  • Jessica Haughtonの卒業制作の展示。3Dシリコンを使った軽く繊細な素材。
  • しかしながら前者はコストがかなりかかるため、もっと安く実現でき、かつ軽量で同じような感覚の素材を展示。
  • イーストマンEASTMANの新製品のナイアNaia™の展示。EASTMANはもともとアセテートを得意とするメーカー。パルプ素材でエコロジー、シンプルな糸。

※コンセプトパリ は素材から小売まで手がけるトレンドスタジオ。イギリス人、フランス人、中国人、イスラエル人など、国際色豊かなスタッフを揃える。

以上

MX-M266FP_20170131_121348_003トレンドフォーラム

 

 

 

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る