倒産 ロリアン、坪川、えん、石田 ◆水面下で支払い先延ばしも頻発◆信用交換所

信用交換所大阪本社によると2016年全国繊維業者の倒産(負債1000万円以上)は422件発生し、前年比35%減、負債額は829億2400万円で同7・7%減で平成に入り2番目に低い負債額となった。 負債額100億円以上の大型倒産はなく10億円以上50億円未満が18件で不況型の小口倒産が多いのが特徴だ。業種的には①小売商167件で全体の40%を占める。次いで②紳士・婦人・子供、被服製造卸102件、③ニット、洋品雑貨製造卸50件で、この3業種合計で76%を占める。原因は長引く業績ジリ貧が最も多く、次いで業況急変が増えた。下着ではロリアンと坪川が2月に破産、下着専門店の株式会社えんが11月、服飾資材メーカーの石田が12月に倒産した。
市場全体を牽引するようなトレンドもなく、大手で体力のある小売業や製造業は製造・仕入れする製品量を減らし在庫軽減策を実施しており、その影響がOEM業者や小売業者の機会ロス増加につながり、事業不振を加速させる一因ともなっている。信用交換所ではこういったメーカーや大手小売業の生産量抑制や水面下での支払い先延ばしする業者少なくないことが経営破綻の背景にあると指摘している。
今年は消費者の必要買い傾向が強まる中で企業体力の脆弱な中小企業、家族経営の事業所は卸事業社や加工業から流通業者を問わず予断を許さない状況が続くと見られる。

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