イラスト作家のビジネス広がる・昭和レトロで社史編纂・故人を偲ぶ絆画

イラストを描いている作家の新しいビジネスモデルが次々に登場している。2月に開催された東京ギフトショーでは、南館に出展したイラストレーターたちが、故人を偲ぶ絆画や中小企業の社史を昭和レトロ風に編集したりと、様々なジャンルが登場している。

出版・編集プロダクションの有限会社マナップ(東京都江戸川区本社)と作家の安楽雅志氏がコラボした「社史を昭和レトロで作りませんか」という発信がユニークだ。

昨今の人手不足が深刻なのは、大企業のみならず中小企業も同じ。日本全国には、歴史ある製造業や農林水産業が多い。また、最近では地方で立ち上げたIT系のスタートアップ企業も増えている。そんな企業の共通の悩みが人財不足で、それを解消する一つの手段が、面白い、楽しい企業発信型社史の出版だ。マナップではそんな事業者を対象に、会社を面白く楽しく発信する社史の編纂を通常のスタイルではなく、昭和レトロの作家と組んで進めている。

イラストレーターは図絵師の安楽雅志氏で、昭和レトロを描いて一筋で様々な作品を作り上げてきた。マナップの代表である村上直子氏は「昭和レトロタッチの懐かしい社史、未来のある社史、そんなものが、会社の役に立ち時が来た」と話している。

また、同じくイラストレーターの大村順氏(名古屋市中村区在住)は過去に亡くなられた故人が、今に生きていたらどんな顔形になるかを、過去の写真から想像して描いている。20、30年前になくなった人でも、その生きていた写真や生き様を、依頼者から聞き取り、生前の姿から、現在の姿をイラストで再生させるというもの。20年前に交通事故で20歳の娘を亡くした老いた親からの依頼、最愛の夫を亡くした妻から、小学生の時に病気で亡くした娘の今を描いてい欲しいなど、ニーズは様々だが、大村氏は、一人一人の希望に添って描いている。絆を再現するイラストなどイラストの世界も多様化している。

 

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