下着・靴下専門店の開店35店、閉店32店/路面店や郊外型店舗で閉店増える

本紙は前回調査(2019年10月1日号掲載)に引き続き2019年10月から2020年1月末までの4ヶ月間で下着や靴下の専門店出退店調査を行った。それによると、同期間内で新規出店した店舗数は計35店舗、閉店した店数は計32店舗となり、昨年の調査開始してから初めて、開店数が閉店数を上回った。
その出退店の内訳(表参照)は、ソックコウベ開店4店、トリンプ開店2店、閉店21店、アツギ開店2店舗、チュチュアンナ開店1店、閉店3店、アシスト開店2店、ナイガイ開店1店、タビオ開店6店、、閉店1店、オカダヤ開店1店、ケーズウエイ開店1店、ゴールドフラッグ開店1店、福助開店2店、閉店1店、プロビジョン開店2店、閉店1店、ワコール開店2店、ウンナナクール開店2店、ドロワー開店1店、ピーチジョン閉店1店、カルチェドニア開店3店、シーオーメディカル開店2店、寿屋閉店1店、グンゼ閉店1店、プレジャージーン閉店2店となった。
開店した店舗の特徴は、新しい大型商業施設のグランドオープンが昨年末に相次いだことで、そこに出店する店が増えたことだ。その割合は新規開店(35店)の約半分弱(17店)になる。
新しい商業施設の松戸テラスモールはトリンプ、タビオがオープンした。町田市のグランベリーパークにはワコール、トリンプ、ナイガイ、福助、アツギの5店舗が開店した。大阪のリンクス梅田にはアシスト、ウンナナクール、プロビジョンが出店。11月1日にグランドオープンした渋谷スクランブルスクエアにはタビオ、オカダヤが出店し、11月22日開業の渋谷パルコにはウンナナクール、プロビジョン、マルコモンド(ドロワー)が出店、12月5日開業の東急プラザにはワコールが出店した。
二番目の特徴は、既存の下着靴下専門店退店後に出店するケースだ。このケースは商業施設で日常的に繰り返されているが、この1~2年で見ると、その数は減り、一度退店した後にはなかなか次の店舗が出てこない物件が目立つようになる。
閉店する店の特徴は、前回調査から続いて大都市、地方都市の路面店やイオンモール、ゆめタウン、パルコ、ららぽーとなどの郊外型商業施設が多く、その閉店には歯止めがかかっていない。これらの商業施設は閉店しても、次の物件がなかなか決まらず、各商業施設の担当者もテナント集めに苦労している。だが、その割りにはテナントの家賃が下がっていない。
閉店数を増加させている要因のもうひとつは、トリンプの閉店数が相変わらず多いことだ。全国の路面店や商業施設で大都市、地方都市を問わず退店するケースが目立ち、今回調査した4ヶ月間だけでも閉店数が21店、閉店数全体の約7割近くがトリンプとなる。同社は2018年秋から百貨店、量販店売場のみならず、直営店のリブランディングを進めており、その中で閉店数が急増している。その流れは本年1月に入っても続いている。

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